Excel関数解説~SUMIF関数~

前回の記事では、基本的な合計を計算するSUM関数について解説しました。今回は、さらに一歩進んで 条件に応じて合計を計算できる「SUMIF関数」 をご紹介します。SUMIF関数を使えば、特定の条件に該当するデータだけを合計できるため、データ分析や集計作業が一段と便利になります。初心者の方でも理解しやすいように、使い方と応用例を詳しく解説します!


SUMIF関数とは?

SUMIF関数は、「条件に一致するセルの値を合計する」ための関数です。例えば、「特定の商品の売上だけを合計したい」「ある地域の売上を計算したい」など、特定の条件に基づく合計を出す場面で大活躍します。

基本的な書式は次のとおりです:

=SUMIF(条件範囲, 条件, 合計範囲)
  • 条件範囲: 条件を調べたいセル範囲
  • 条件: 合計対象となる条件
  • 合計範囲: 実際に合計するセル範囲(省略すると条件範囲を合計)

基本的な使い方

具体的な例を見てみましょう。以下の表があるとします

「りんごの売上だけを合計したい」とき、次のように入力します:

=SUMIF(A2:A5, "りんご", B2:B5)

結果は 250(100 + 150)となります。


条件指定の方法

SUMIF関数で指定できる条件にはさまざまな形式があります。それぞれの例を見てみましょう。

  1. 文字列
    文字列で条件を指定する場合は、ダブルクォーテーション(”)で囲みます。
     例:=SUMIF(A2:A5, "りんご", B2:B5)
  2. 数値
    条件が数値の場合はそのまま入力できます。
    「売上が200の商品の売上」を合計する(この場合は「みかん」だけになります)
     例:=SUMIF(B2:B5, 200, B2:B5)
  3. 比較演算子
    比較演算子を使うことで、より柔軟な条件を指定できます。例えば、売上が100以上の商品の合計を求める場合は次のようにします
    例:=SUMIF(B2:B5, ">=100", B2:B5)

    > : より大きい
    < : より小さい
    >= : 以上
    <= : 以下
    <> : 等しくない
  4. セル参照を条件に使う
    条件を直接入力する代わりに、セルを参照することも可能です。
    条件をD1セルに入力して、その条件で合計を計算する
     =SUMIF(A2:A5, D1, B2:B5)


SUMIF関数の応用例

実際の業務や日常の作業で役立つ応用例をいくつか紹介します。

調べたいのデータを集計

商品名や地域などのカテゴリごとの売上を計算する際に便利です。例えば、店舗ごとの売上合計を求める場合、「A店の売上合計」を計算するは
例:=SUMIF(A2:A4, "A店", B2:B4)

セル単位の条件で集計


条件をセルに入力することで、条件を変更するたびに合計が自動更新されます。たとえば、D1セルに「A店」と入力しておき、以下のように書きます。個人的にはこの方法が一番よく使う使い方です。
=SUMIF(A2:A4, D1, B2:B4)


SUMIF関数の制限とSUMIFS関数

SUMIF関数は便利ですが、「複数条件」を扱うことはできません。例えば、「A店で、売上が500以上」というような条件では、SUMIF関数では対応できません。その場合は、SUMIFS関数を使用します。

SUMIFS関数は、複数の条件に一致するデータを合計するための関数で、書式は次のとおりです:

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, ...)

例えば、「A店で売上が500以上」の場合は次のように記述します:

=SUMIFS(B2:B5, A2:A5, "A店", B2:B5, ">=500")

まとめ

SUMIF関数は、条件に応じた合計を簡単に計算できる便利な関数です。これをマスターすることで、データ集計のスピードが飛躍的に向上します。さらに、SUMIFS関数も併せて使いこなせるようになると、複雑な条件を扱うことが可能になります。

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